私も10年ほど前に受験した国家試験です
助産国家試験は、看護師、保健師よりも合格率が高く、受験資格があれはほぼ合格する、というものなんですが、、、
そこにいくまでの助産師学校の厳しさ
ですよね!
助産師を目指す多くの人は学校生活の大変さを危惧するし
助産師になった私たちは
誰しも笑えるほどの厳しさを体験しています
毎日の課題と
イベント企画に
演習して
実習とさらにそのレポート
夜間呼び出しの分娩介助!
ほぼ寝ていない1年間と
自分のダメさに向き合うつらさを22歳の私は体験していました
10年経った今振り返ると
全部がキラキラして見えるのが不思議です
辛かったはずだけど
毎日やることに追われて大変だったはずだけど
どうしても助産師になりたくて
息切れしながら走り続けた1年間でした
今年も約2000人の助産師さんが誕生するわけで
国家試験合格はけしてゴールではなくて
スタートだということ
資格があれば助産師として働けるけど
一生勉強
という言葉がぴったりの仕事です
学生の時と違うのは
助産師の仕事が大好きなので
新しいことが自分の中に吸収されることが
楽しくて仕方ありません
勉強してる感覚はあまりないのかもしれない
助産師1年目の時、
10年目の先輩なんて神だと思っていましたが
私はまだまだ神の領域には達せ無さそうです
分娩を500件近く介助しました
数え切れないほどの妊婦さんの保健指導をして
何人もの産後の方を見て
そして新しく骨盤調整の仕事をしています
数では力量は測れない世界だと思っています
それでもやっぱり助産師に1番大切なことは
技術と知識だけじゃなくて
人を思いやる心だと思っています
人に寄り添える心、共感する力、人を包む優しさ
私は嫌なことがあると必ずこの原点に戻るようにしています
なんで助産師になりたかったのか
そうしたらまた頑張ろうと思えるので
私にとって国家試験というスタートの日はとても大切な日です
新助産師さんたちにとっても
素敵な1日になりますように。
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