緊急帝王切開*バースレビュー

突然ですが、産後の皆さん

ご自分の出産に満足されていますか?


はい!と

自信を持って手をあげられる人が何割いるか未知数ですが

今回は”満足していない”という方のお話をさせてください


お二人目の妊娠中の方から

「一人目の妊娠は・・・・」と忘れられないお話が出てきます

そのお話は恐怖や後悔、自責に包まれていることが多く

「だから今回は納得のいく出産をしたい。」と涙ながらに語られる方もいらっしゃいます。


助産師としてできることは

その気持ちに寄り添う事と

その方の理想の出産を理解する事

そして理想の出産に近づけるために妊娠期を過ごしていただくよう

バースプランを一緒に立てて、保健指導を行う事


”ここまで頑張った”という想いは

分娩にも産後にもとても大切です。


最近、受け持ちをしていた方が緊急帝王切開になりました。

様々な理由で緊急帝王切開になることがありますが

その時、ママたちは

大きな不安と恐怖と

どうか赤ちゃんが無事でいてほしいという気持ちで

中には泣きながら手術室に運ばれる方もいます



緊急帝王切開、これは吸引分娩にも言えることですが

ご自分がなぜ、帝王切開になったか理解されていますか?

納得いっていますか?


産後の生活にはこれが実はとても大切です。


今回の私は産後の方に対して

何度かに分けてバースレビューをしました

*バースレビュー:分娩時の状況を一緒に振り返ること


納得できないうちは、納得させなくていいと思います。

どうしても”いいお産だった”という思いにさせたい気持ちはあります

でも産後のママの気持ちはとても不安定で

振り返るのが辛いくらい

または記憶にないくらい、

辛い思い出になっている人もいると思います


私が助産師として思うことはただ一つ

お母さんも赤ちゃんも2人とも健康であること

健康な産後を過ごしてほしい

これは精神面込みでのお話です。

でもそれは助産師が作り上げるものではなく

サポートをするだけであって

自らの腑に落ちる瞬間を一緒に見つけることが大切だと思っています。


分娩後に分娩介助した助産師がバースレビューをすることはとても大切で

分娩を振り返ることができると同時に

認められる時間を作ることにもなります

助産師と落ち着いて話をすることで

「あぁ、あの時そうゆう状況だったんだ。」と

腑に落とすことができます。


私が関わらせて頂いた方は、

帝王切開についての受け止めもよく、

精神的にも安定していて

「いろんなお産の形があるんだなって思いました。」と

ポジティブな感情を出してくれましたが

全ての人がこう思えるわけではありません


そしてそう無理やり思う必要もありません


できれば助産師と話をする時間を作ってほしい

助産師は時間を割いて産後の方と話をしてほしい

立ち会いしていたならパパと、

出産の話を振り返ってほしい


自分自身の出産は

妊娠のゴールであり

長い育児のスタートです


出産を納得した形で受け入れられるようになった時

本当の意味で出産が終るんだと思います


もし後悔している人がいるなら

身近な助産師に打ち明けて見てもいいのかもしれません


出産は人生で数えるほどの貴重な体験です

その体験を辛いままにしないでほしいと思います。


助産師の皆さん!

バースレビューしましょう!

新卒の時、

お産を介助した人のところには勤務の度に顔を見に行きなさい

と言われていました。

それが今も続いています。


出張専門助産師*骨盤軸整体

東急東横線・東急目黒線・東急大井町線・横浜市市営地下鉄グリーンラインを中心に、産前産後の女性の骨盤軸整体をメインにご自宅に訪問している助産師です。産後太り、産後の痛みなど様々なお悩みご相談下さい。

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